環境に優しい街・ランカスター
最近、日本だと路上にゴミ箱を置かなくなったりとゴミや環境・景観に配慮した取り組みが行政だけでなく個人レベルでボランティアが行われていたりと、盛んになっております。
この動きは日本だけでなく、環境活動先進地域と呼ばれるヨーロッパでももちろん行われております。そこで今回はイギリス・ランカスターで行われている環境に配慮した活動についてお話して行きます。
①大学学内
まず初めにランカスター大学で実際に行われている環境に優しい活動を幾つかご紹介致します。
ゴミ箱
ゴミはこのように、分別を促すように徹底しています。
寮のキッチンにも色違いのゴミ箱が3つ置かれておりイギリス全体でおそらくこのように分別するのが当たり前になっているのかもしれません。
不要品回収トレーラー
不要品トレーラーには、キッチン用品、書籍、寝具等、寮の退去時に多くの人が残していきます。度々、ボランティアメンバーの人が回収に来ますが、もし自分で欲しいモノがトレーラーの中にあった場合、勝手にも持って帰っても大丈夫だそうです。ここで回収されたモノはwelcome week等で安値で販売されます。
中古教科書販売
日本だと、サークルや部活動の先輩から直接教科書等を貰う文化が根付いていますが、アメリカを始め欧州では、不要になった教科書を不要品回収トレーラー等に収めて、新入生が入学する頃にそれらを格安で販売するといった文化が根付いており、イギリスも例外ではありません。
このようにして、多くの教科書がwelcome weekと呼ばれる授業が始まる前の1週間に販売されています。
教科書はどれも分厚く情報量が多い分、高値で販売されており現地で暮らす学生の生計を圧迫している要因とも言えます。その為、このように格安で販売されていればそういった事態も避けれられ、ゴミも少なる為一石二鳥といますよね!
中古日用雑貨の販売
ここでは、上記で述べた不要回収トレーラーで集めた商品をwelocome weekで販売しています。基本的には、ハンガーや枕、キッチン用品が主な品となっています。
販売時には”言い値”で良いとは書いていますが、実際に参考価格が書かれている為、参考価格より下げにくいのが現状です(笑)
中古の本・レコード
こちらも、主に不要品トレーラーに収められていたモノを中心に販売しているそうです。聞いてたところ、毎年結構売れ残るみたいでそれが積もりに積もってこのようにめちゃくちゃ多くの中古の本やレコードが売られています。レコードコレクターの方からしたら堪らない機会だと思いますので、留学を考えられている人がいましたらこの機会に買い漁るのも良いかなと思います(笑)
給水スポット
体育館にはこのような給水スポットが設けられています。
この写真の右上には電子画面が設けられていまして、今までに何本のペットボトルを節約したのかが表示されます。この写真の撮影時期で、既に112000本ものボトルを節約出来ています、凄い数字ですね(笑)
ただで美味しいお水を飲むことが出来ながらお金も節約することが出来る為、これもまた一石二鳥ですね!
②市内
そして市内には、このように要らなくなった洋服の回収ボックスが設置されています。
日本でも、UNIQLO等を始めとした多くのアパレル企業でこのような回収が行われリサイクルに当てられております。
しかし、イギリスのランカスターでは行政がこのように回収活動を行っており、リサイクルや質の良いモノは販売等に回されるそうです。
まとめ
皆さん、いかがだったでしょうか。
今回は環境に優しい都市、ランカスターについてお話して参りました。
実際、私自身イギリスで住んだことのある町はランカスターしかわかりませんが、大学・街をあげてこのような活動を行っている為、今回記事として取り上げさせて頂きました。
少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。