イギリス・大学のwelcome weekで行われること
コロナ禍とはいえ、多くの留学生が留学しており、大学側も細心の注意を払いながら様々なイベントを開催してくれています。
そこで今回はイギリスの大学及び大学院のウェルカムウィークにどのようなことが行われているのか、ランカスター大学を例にご紹介して参ります。
①Induction
大学の授業が始まる前に必ず、Inductionと呼ばれる学部の説明会的なのが行われます。だいたいの流れは、学部の全体の概要や一年間のざっくりとしたスケジュールや個々の学科について再度、別室に集められて学科ごとに説明が行われます。
↑学部では講演会が開けるような講堂で行われました。
この学科ごとのInductionでは、基本的に始めに学科でどのようなことをしてくのかについて学部のと同様にザックリした説明をします。短い教授だと、だいたい10-20分程度で終わります(笑)
ただ、学科のInductionが学部のと違うのは、自己紹介やディスカッションがあることです。留学生の場合、ネイティブを前に英語で話すことに慣れていない方は緊張するかもしれません。実際、私自身そこまで慣れている訳ではなかったのでめちゃくちゃ緊張しましたが、国籍問わず皆少なからず緊張していたりもするので落ち着いて元気よく自己紹介すれば印象も良いと思いますので今後のが大学生活も円滑に進められるでしょう!
因みに、自己紹介では
- 名前
- 年齢
- 学科の範囲内で特に興味のある分野
- (院生の場合は)大学では何を専攻い何を研究してきたいか
が主に話すことだと思って用意しておけば良いと思います。
②Fresher’s Fes
このFresher’s Fesは簡単に言うと日本でいう新入生歓迎会です。基本的には、大学の体育館等の広いスペースで行われ一日だけの限定だったりしますので、society(サークル)やteam(部活)等で学部以外に友達が欲しいという人であれば参加すべきイベントとなります!
コロナの影響で、入場するにはPCR検査の陰性を証明する通知(メール等)が無ければ入ることが出来ないので、ここだけ注意点です。
会場内の屋内はこのように、societyごとにブースが分けられています。ただ、日本の新歓みたいに強引な勧誘とかもないので、ブースの前で立って見ていたら軽く話掛けられる程度でグイグイ来ないのが特徴かもしれません(笑)
屋外には、ドミノピザが無料でピザ一切れを配っていたり、Amazonが学生向けのプランのプロモーションの為に屋台を出していたりと学生や地元のお店の屋台だけではなくて企業も出店しているのが印象的でした。
ちなみに、日本人の方の為にJapanese Society(日本人サークル)がある為、久しぶりに日本語で話したいと言う方や日本人の先輩から色々と教わりたいという方は入会することをお勧めします。基本的に、大学によって異なる場合がありますが特に会費制度はなくLINEグループでの情報共有やたまに皆で集まってご飯食べるくらいなので、お金等の心配することなく様々な方と知り合うことが出来ますのでおススメです!
③Internatinal Check In
このInternatinal Check Inとは、簡単に言うと留学生が学生証を受取ることだと思ってください。この学生証がないと大学生活で色々と困るので、大学のポータルサイトにログインできるのであれば、どの大学にもInternatinal Check Inというサービスが入学時の決められた一定期間で行わなければならないそうなので、これは必須と考えて良いでしょう!
ちなみに大学のポータルサイトからログインし、事前予約制を取っている大学が多いのでお忘れなく。
そして、受取時に必要なものは以下になります。
- パスポート
- CAS
- BPRカード
ピーク時には、建物の中に長打の列ができ、建物の中に入れない人もざらにいました。先ほど「予約をしましょう」と述べましたが留学生の多い大学だと、人が多すぎて予約の有無を確認されることもありません(笑)
当初、12:30-13:00で予約しましたが、結局学生証を受け取ったのは14:10だったので相当時間が掛かりました。Internatinal Check Inをする際、その直後に予定を入れ過ぎないことをお勧めします(笑)
④テント販売
welcome weekの1週間では、大学の中央広場で様々な仮設のテントが張られ様々なモノが売られていたりします。
中古の教科書
海外では特に教科書が分厚く情報量が多く専門的である為、一冊でもかなりの値段がすることはざらにあります。その為、学生を経済的な面で圧迫していると言えるでしょう。その為、このように中古で販売されているとそういった状況を避けられる為、教科書が必要な学部の生徒には嬉しい機会ですね!
中古の日用雑貨
基本的に、去年寮等に住んでいて卒業時に要らなくなったモノを寄付しそれらを安値で販売しています。その多くは、キッチン用品や寝具等が中心になっています。
中古の自転車
多くの地方の大学は中心部から離れた郊外に位置していますので、買い出しやサイクリングするにはかなり便利な商品と言えるでしょう!
一番安いもので£60、高いモノでも£250で、見たところではだいたい平均が£150で新車を買うより遥かに良い値段なので、大学内だけでなくていろんな所に行きたいという方にはおすすめです!
ポスター
小さいモノから多くなモノまで様々な種類のポスターが販売されています。
大きめだと£6、小さいもの£3ぐらいで販売されていますのでかなりリーズナブルだと思います。
また、結構日本をモチーフにしたポスターも多く目立ちました。
中古の本・レコード
レコードは日本でも一時期ブームになりましたが、聞けなくてもジャケットのデザインを気に入れば、部屋のインテリアとして置くこともできますので多くの人がこのテントに入っていた印象です。
中には、ビンテージのようなモノまであるみたいですので、掘り出し物を見つけるには持って来いの場所ですし、レコード好きの方には結構魅力的かもしれません。
食べ物屋台
上記の写真は一部ですが、ケーキやケバブ、ドーナッツ等の食べ物が所狭しと並んでおり、結構値段も普通の店に比べて非常に安価で提供されている印象だったので、気になる屋台等があればそでこまとめて買ってしまうのが良いでしょう!
クレジットカードを使って決済することももちろん出来ます!屋台で有名な福岡とかでも現金だけのお店もありますが、ここで出店されていた屋台の多くがビザやマスターカードだけでなくアメックスも使える店が多いのでJBCは使えないですが、ほとんど使えると思って良いでしょう。
⑤College event
イギリスの大学でも今はあまりCollege制を取っている大学は少ないそうですが、College制のあるLancaster UniversityではCollegeごとにイベントがあります。基本的に、新しく寮に入った人の交流会だと思ってください。
基本的、寮には名前が付けられておりそれぞれLodgeと呼ばれる屋内のスペースがあります。そこにはイスやテーブル、冷蔵庫、卓球台等がありそこで色々な生徒と話すことが出来る為、友人を作りたいといった方には是非参加してほしいイベントです。
無料でカレーや飲み物が提供される為、多くの生徒が集まります。中には、貰ってすぐ帰ってしまう人もいますが、多くの人がそこで色々と話しています。
特に英語が苦手な方でもそこにいる人達にも英語が拙い人もいるし、皆知り合いを作りたい方しかいないので、臆せず話掛ければ多くの人と仲良くなれるでしょう!
まとめ
皆さん、いかがだったでしょうか。
今回は、イギリスの大学のwelcome weekで行われることをお話して参りました。
コロナ禍とはいえ、世界中から多くの留学生が訪れるイギリスの大学では日本とはまた違った面白い発見や友人と出会うことが出来る為、10日間の自主隔離後、是非うwelcome weekで多くの人と知り合って楽しい大学生活を送って下されば嬉しい限りです。